2021年9月1日 Takaの住宅お役立ち情報
失敗しない家づくり⑧
コラム「失敗しない家づくり」8回目からは「家づくりにおいて大切なポイント」の最後の項目となる3番目に大切なポイントをご紹介します。「資金計画」「間取り」ときて、最後のポイントとはいったい何でしょうか?
【最後のポイント】
「家づくりにおいて大切なポイント」最後の3つ目は「業者選び」です。
こちらでいう「業者」というのは家づくりを実際に行う職人さん達ではなく工事を請け負うハウスメーカーや工務店などを指します。この業者選びを間違ってしまうと、資金計画や間取りがキチンと出来ていても台無しになってしまう可能性もあります。
【3つの信頼】
この業者選びの際は、3つの信頼が大切となります。その3つとは・・・
①会社に対する信頼 ②技術力に対する信頼 ③人間に対する信頼
です。今月はまず①の会社に対する信頼について確かめる方法をお伝えします。
【会社に対する信頼】
会社に対する信頼を見極めるのに一番わかりやすいのが、そこで働く「社員さん」を見ることです。会社の方針が如実に表れるのが社員さんです。
会社や展示場に訪問時に笑顔で挨拶をしてくれたか? お見送りもキチンとしてくれたか? 電話対応は丁寧だったか? などですが、この丁寧さがお客様の立場である自分達だけでなく、取引業者さんや宅配業者さん、郵便屋さんなどお客様以外の人達に対してもガラッと態度が変わった対応をしていないか、見る機会があれば確認してみるのも一つです。
ここで一つ事例を紹介します。ある方の体験談ですが、「そろそろ自分の家を建てようかな~」と考えていて、某ハウスメーカーの総合展示場に訪れました。そこには営業マンが何人か常駐していましたが、アンケートだけ渡されて誰一人案内をしてくれませんでした。
その時の恰好がたまたま作業着+サンダル履きだったため「もしかしたら冷やかしと思われたのかな~」と思い、一通り見たので帰ろうと思いアンケートを返却したところ、アンケートを渡した営業マンが急に笑顔で接客し始めました。
実はその方は医者でアンケートの職業欄にも正直に「医者」と書いていたため、それを見つけた営業マンが「ご計画は?」とか「ご予算は?」といった風にしつこく迫られました。結局その方は「この会社は恰好や職業によってガラッと態度を変えるんだな・・・」と思い、そのハウスメーカーでは家づくりをお願いしませんでした。
相手によって態度を変える=確実に受注が取れる人しか相手にしない(相手にするな)という会社の考え方が出ているので、こういった事例が起きるのだと思います。
あとは、見学時に奥様やお子さんに対してもキチンと対応してくれるか?(旦那さんとばかり話をしていないか?)、閉店間際に行ってもキチンと対応してくれるか?(露骨に嫌な顔をする、閉店前なのに「見学時間終了です」と断る)などチェックしてみましょう。しっかりと信頼出来る会社を見極めることが何よりも大切です。
次回は「技術力に対する信頼」についてご紹介します。お楽しみに。