木の家の生活を創造する会社

Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社

2007年12月18日 | ブログ

200年住宅

Image678.jpg Image642.jpg

三条市で昨日より建て方開始。
久しぶりに終日大工作業をやるが、雨、雪、雷、晴れ間と大変な一日だった。
息子は雨具の防水性能が悪く、ズボンからパンツまでびしょ濡れ。
昼にズボン、パンツ、靴下、雨具を買いに行くが3Lでもきつい感じ?何とかしろ・・・・・!
そんな状況でも嫌な顔せずがんばってくれ感謝。
悪天候の中、職人とともに作業することで職人の大変さを少しでも理解してくれればありがたい。
自分でも、カケヤとゲンノウで土台敷きやりながら握力が麻痺してきて、騙し騙し何とかやり遂げる。
今回も作業しながら木造ピン工法の性能のよさを実感する。
木造在来工法の場合、職人の技術、建て方する人の判断で性能の差が出てしまうが、
ピン工法の場合、継ぎ手や仕口で段差等あるとピンが入らないため、職人や作業者で差は出ない。
木造在来工法は伝統的工法で後世に残していかねばならないが、職人の「腕」に頼らねばならず、
「腕」のいい職人とは、何十人に一人でありむづかしい課題である。
これからは、「200年住宅」の時代。
国で、昨年「住生活基本法」を制定し、良質な住宅の供給、購入者の利益擁護などを基本理念に
建て替えによる大量産業廃棄物の抑制、使い捨てでなく資産価値が長期にわたって維持されることが、
国民の生活を豊かにするとの理念からガイドラインを策定。
200年住宅とは、200年持つ家ではなく、手を加えながら「もたせること」が基本。
そのために、構造部分と内装・設備の区分、点検やメンテナンスが重要で
特に構造部分は家の耐久性や耐震性にとってきわめて重要である。
デザイン面だけ重視しがちな風潮が少しでも代わってくれればと思う。
耐震偽装のヒューザー小嶋社長が無罪を訴え、3月に判決らしいが早く終わって欲しいものだ。
人生最高額の買い物である、住宅やマンションで、偽装はなくなって欲しいものだ。

トップへ戻る