完成引渡し
昨年秋着工、渡邊様邸の完成引渡し。
入居前に神主より新居に魂を入れてもらい、その後記念写真。
お客様より「大満足です。」と、最高の褒め言葉を頂き最高の喜びであり
住宅という仕事をやっていて良かったと感じる時でもある。
他の家以上に細部にわたる打ち合わせや変更等あったが、お客様から満足いただくことが
目的であり、私の遣り甲斐である。
同業者の殆んどが、うるさい客、細かい客等、言うがとんでもない話である。
それが嫌なら注文住宅などやらず、建売か企画住宅を販売すればいいのに・・・。
昔、「わがまま住宅」というキャッチフレーズで販売していたメーカーがあったが、
大いにわがままを言うべきである。
私達が子供のころ、風邪を引いて寝込んだりした時だけわがままが言えて、
卵入りのおかゆが食べれたり、親からかまってもらえるのが嬉しかったものだ。
家も同様に、滅多に作れるものではないので後悔しないでもらいたい。
私の先生はお客様。
色々な宿題を出してくれ、褒めてもらい、叱ってもらい、今の自分がある。
今回も初のLAN配線や照明等多くを学ばせてもらい、私の財産がまた増えた。
お子さまが生まれたばかりの頃からの打ち合わせで、完成の頃には新しい家で
元気に歩き始め、家の完成を一番喜んでくれているような感じがする。
工事が終わった安心感と一抹の寂しさが複雑に交差している。
このような素晴らしい家造りを任せていただけたお客様と、それをこのように
造り上げてくれた職人さんに再度感謝。
