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Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
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2007年11月20日 | ブログ

外壁と下地

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新築中の現場、レンガタイル貼が始まった。
一枚一枚接着剤をつけ引っ掛けながら貼り付け、目地をつめ、ふき取り、洗いと手間ひまの掛かる作業ではあるが半永久的であり、アフターメンテナンスが要らないのは住む人にとって嬉しいこと。
今日も塗装メーカーとの会話の中で、売り上げ倍増で寝る暇もなく、ようやく人員補強してもらい平常になったとの事。忙しいのは、既存住宅の塗り替えが殆どであり、保証期間は5年。
外壁材内部からの膨れや凍害は保証外であり、そのような問題が発生する要因は、下地にあり。
いくら良い塗料で塗装しても、いくら良い断熱材を入れても施工が悪かったら無意味であり、新潟や寒冷地の職人レベルが良く話題に出るが、職人を使う元請けやメーカーの指示、指導力、管理力の問題だと思う。
今日話をした人も、ウレタンを使った断熱材の家を作ったが、施工中に隙間等注意をするがやってもらえず工事ストップしてもらい自分で隙間を埋めたとの事。現場担当者、1級建築士に掛け合っても逃げと言い訳ばかりで仕方なく自分でやったとの事。業者はうるさい客くらいにしか思わない。
同業者として恥ずかしいやら情けないやら。それだけ知識のあったお客様だからよかったものの、そのまま完成引渡しとなるのが一般的である。
多くの業者が「第三者機関が厳しくチェック」等うたい文句にしているが、3回や4回の検査で何が分かるだろうか?各社、各メーカーそれぞれ違い、釘の種類、寸法、ピッチまで把握できないはず。
外壁の反りや割れ、凍害などの原因はそのあたりが重要で、検査機関の検査内容から外れている。営業的戦略として「第三者機関の検査があるので安心です。」を売りにしているが、大切なのは自分達がどうやって対応しているかであり、本末転倒の気がする。
お客様にとって人生最大の買い物である「住宅」。満足、不満に関係なく20年、30年と返済が続く事を考えたらやるべきことは見えてくるはずである。

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