可能な限りぬくもりあるものを
今年もお盆がやってきた
お盆というと夏の終わりというイメ-ジだが、今年は違って夏本番という感じ。
暑さは比較的得意な方でしたがここまで続くとそうでもない自分...困ったものです。
ところで、
脱プラスチックという事で、コンビニ等買い物袋も「要りません」という事が普通になった昨今、果たして住宅はどうか...と思ってしまう。
見渡すと...プラスチックが実に多い
例えば照明器具
アクリル製のものが大半で、ペンダント(吊り下げ)やブラケット(壁付け)照明はアクリル製以外のものを選ぶのに一苦労するほど大変。いや、実際は分かっているからカタログ等商品ラインナップも見る気がしない。
だから、自身の設計物件は決まったものを使うことが多い。もちろん、ガラスや鋼板、紙質など選択するわけではあるが...
私の設計する住まいは「優しいデザインであり優しい素材」を提案する
だからと言ってすべてをそのようにすることは、コスト等機能性能など優先すると無理だ
だからこそ、その他許せるところは、可能な限り、脱プラであり、自然素材にしたい
平面計画やディテ-ルはできるだけシンプルにし、素材本来の性能を出したいとも考える
そして、その事から生まれる、「ぬくもり」という優しさも大切にしたい。
意味のあるデザイン(かたち)は好きだが無理矢理なデザインは嫌いだ。
鉄やガラスは素材的には好きではあるが、手摺など人が触れるものにはできる限り木などの自然素材にしたいと思う。
こんなことを考えて日々、設計や工事監理していると、楽しくもありますが、これに付き合わされるお客様や職人さん(業者さん)達には申し訳なく感じることも...。
でも、やっぱりできる限り、優しくぬくもりある素材を提案したいと思う。