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2008年3月7日 | ブログ

リーダーシップ

一昨日の産経新聞に興味深い記事が二つ載っていた。
ひとつは財政破綻した夕張市で、現在、市財政に占める返済額の割合は25%
これが11年目から40%に増え、その時点で自治体としてもう一度死ぬだろうとの事。
現市長は、「責任追及はしない。再建計画の見直しは求めない。」を公約として当選した人物で、
しかも当選後、再建計画の内容を知らなかったと告白して、市民を唖然とさせたらしい。
本来やるべきは、財政破綻の責任者たちの追及であり、市民のために毅然と戦うべきである。
もうひとつが福島県矢祭町の町議会議員選挙で立候補予定者が定員割れとなりそう。
普通ならたいしたことでもないが、矢祭町は昨年12月全国で初めて町議報酬の「日当制」を導入し一躍注目された。
町の財政難を理由に議員報酬を1日3万円とする条例を賛成7、反対2で可決。
これにより議員報酬は年間約330万円から約90万円に大幅に減ると見込まれている。
しかし今回の選挙で、賛成した7人のうち2人が引退を表明、「後進に道を譲るため」が理由らしい。
財政難で議員自ら、報酬を下げるのは素晴らしいことだと思うが、
議会のある日や町の公式行事に出席した日だけに報酬を払う「日当制」が本当にいいのかは疑問に思う。
議会や行事にでることだけが議員の仕事ではないはず。
町の活性化や発展のために調査したり、町民の声を聞いたり、議員としての活動をしてもらうためにも
活動費は必要なはずである。
これでは、現役を引退しお金に余裕のある年寄りしか議員になれない。
若く志のある青年など出ようにも出れない。
議員は名誉職ではない。
どちらも一般の人に耳障りのよい目先の公約より、、将来を見据えた希望を託せるリーダーが
必要であることを感じる。
阿賀野市も4月は市長選挙で候補予定者が二人いるが、財政難の阿賀野市をリードしてくれる
市長が出てくれることを望む。
行政も企業もリーダーしだい。

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