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2020年6月16日 | ブログ

重曹(じゅうそう)について 5

今回は、重曹の3つの特性 ①弱アルカリ性②研磨剤③発泡性のなかで、 ③の発泡性の特性を利用して、コンロの五徳を キレイにする方法をお伝えします。

重曹は温めると二酸化炭素が発生します。 この性質を利用して、汚れや焦げ付きを 浮かせてはがし落とします。

用意するものは

① 重曹

② 鍋(ステンレスかホウロウ製のもの)

③ スポンジ

④ 歯ブラシ

手順は

鍋に五徳が十分につかる量の水を入れます。

鍋に重曹を入れる。水1ℓに対して重曹を大さじ2杯ぐらいを入れて 沸騰させます。

沸騰したら五徳を鍋に入れ、5~10分ほど煮ます。

煮たらそのままの状態で火を止め、2時間ほど冷めるのを待ちます。

五徳を鍋から出します。

重曹を小皿にいれます。お好みの量でOKです。目安は小さじ1杯程度です。

スポンジをぬらして、小皿の重曹をつけて五徳の汚れを落とします。 同様にして歯ブラシを使うと、五徳の裏側の細かな所の汚れを落とすことができます。

最後に水ですすいで完了です。

※ 注意点:アルミの鍋は重曹と反応して黒ずみを起こしたりします。使用する鍋は ステンレスやホウロウ鍋を使ってください。

※ 重曹を使ったお掃除に適さないもの

畳、アルミ製品、銅製品、便座、白木、漆塗りの食器、金線・銀線・上絵付けの食器などです。

また

重曹は沸騰させるとアルカリ性の強さが増します。

アルカリ性が強くなった重曹は、酸性である油汚れを中和させ、汚れを落としやすくしてくれます。

そして、一度沸騰させた重曹の効果は冷めても変わることはありません。

沸騰させる前の重曹はpH8.2で弱アルカリ性です。 沸騰後は、pH9~10となりアルカリ性の強さが増します。

酸性、中性、アルカリ性はpH0~14で表します。 酸性が強いと0に近く、アルカリ性が強いと14に近くなります。 中性はpH6.0~8.0の範囲が中性です。よってpH8.2の重曹は弱アルカリ性です。

ちなみに水道水はpH7.0前後です。

次回からは、酸性のクエン酸を使った掃除方法をお伝えします。

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