昔の家づくり
うだるような暑さが続いていますが、職人さんの頑張りで
現場のほうは順調に進んでいます。
阿賀野市小松で始まったりフォーム現場は、リフォーム箇所の天井を
解体し、構造が見える状態になり、これから補強作業に入ります。
地域的には阿賀町(旧三川村)の隣で積雪も多く、寒い地域です。
小屋裏には、上棟時の御幣が飾られており、増改築を繰り返した跡が窺えます。
写真の白いのは、初期的な断熱材で(ポリエチレンシート)
外壁を張る前に申し訳程度に張っていたもので
現在では、ガラス等の保護や果物の痛み防止等で使われています。
こちらは天井裏の断熱材でグラスウールですが
施工としては、天井に上げてあるだけで隙間だらけであり
お客様が寒い家と言われるのも無理はありません。
今回は、断熱、耐震、バリアフリー等の性能をアップさせ
ガスを使ったハイブリッド給湯器で温水床暖房を提案。
地域性、家族構成、生活スタイル等に合わせ
暖房、冷房の提案をしていかねばなりませんが
昔からの教えである「家は夏を旨として作るべし」は
守っていかねばなりません。
暖をとる方法は色々ありますが、暑さ対策はありません。
暖房、冷房が止まったらを考えるとデザイン重視で小さい窓や
開閉できる窓の少ない家はどうなるのか?
エネルギー問題は永遠の課題であり、長期間のことを考えたら
昔の人の教えが正しいのではと感じます。