夏至の日に…
本日6/21は2020年の夏至
しかも部分日食らしく、とっても珍しい日です
建築計画の観点からも夏至の日は夏の陽射しの基準とします。
例えば屋根の軒の出で太陽の陽射しをカットする際の計算上の基準として夏至の日の太陽高度の基準角度とします。具体的には約70度から76度を基準とします。

逆に冬はを太陽の陽射しを入れたいので冬至の日を基準とします。こちらもおおよそ26度から30度を基準とします。
したがって、特に南側方向の窓の上には庇屋根の取付ないし、軒の出を深くすることで太陽の陽射しをコントロ-ルできるので、できれば、屋根を出したいと考えます。

古き日本家屋は屋根の軒の出が深いのが特徴ですが、そういうわけで理にかなっているので、私も先人たちの知恵を素直に受け止めております。
私は建築の形を考えるときは意味のある形を考えます。
したがって、オーソドックスな単純明快なかたちを設計することが多いわけですが、それはある意味私の基本スタイルでこの先も変わらないでしょう。
新潟の気候風土に合った、夏涼しく冬暖かい住まいを作りたいと考えています。
