原点回帰...
昨今の建築業界の悩み...ベニヤ(合板)が無い!!
ロシアとウクライナ侵攻の影響でロシア産のカラマツが入らない影響で、昨日もtvのニュ-スに出ているほど深刻な状況です
ウッドショックやら、半導体不足による機器類の遅れ...毎年のように問題が起こる事、もう日本の現在の産業構造の問題だと思います。
そろそろ、材料は国産を中心にそして、製品も国内製造のものに返還すべきではないかと考えます。
自身は新潟県産材及び地域主義の生産をメインとした建物設計したいと考えています
勿論、ユニットバスやトイレなど既製品も扱いますが、内装建材や木製建具などはできる限り地域の職人さんたちの技術を必要とするデザインにしていますが、これが、面倒なことも多いのですが、実に愛おしい
例えば「粗木(あらき)」
丸太材を製材加工したあと乾燥機に入れた後の製材品ですが、近年若い設計士さん達と話すことも多いのですが、その際この「粗木」という存在を見たことも触れたこともないという人達もいるくらい、現在の建築は既製品化が進んでいることを実感します
決して既製品が悪いとは言いませんが、同じ柄の床や、建具をどこかの家でも同じというのはどうも気になってしまいます。私はそういう人間なのだとつくづく面倒くさい設計士だと感じることも...
でも今更、自身を偽ることもできないので、お客様に丁寧に手作りのオリジナリティ-の良さを説明し採用しています。
先日お引渡しをしたお客様宅も建具は既製品でなく手作り建具でしたが、一部格子や組子また、和紙を取り入れたデザインにお客様が喜んでおられたことが、嬉しくて嬉しくて...
大工さん建具屋さんその他職人さんにもお伝えした際の職人さん達の笑顔も二重の喜びです
今後も積極的にこの「粗木」木材を活用し手の触れるような日常の普段着のような物にデザインしていきたいと考えております