プロとしてやるべきこと
シロアリ被害の相談を頂いたお客様宅
昨日より工事開始。
和室が3室はすべて畳と床を
羽賀させていただきました。
畳と床の間にシロアリが・・・・・。
とりあえずキンチョールを借りて殺虫。
シロアリ業者と連絡を取り合いながら
対処方法を確認し、すべて剥がし終わり1日目終了。
念のため、心配な畳も駆除を行ってもらうため別保管。
床下にいると判っただけでここまでスゴイ・・・・。
畳下地の床板は、相ジャクリという丁寧な仕事、
束石と束を番線で締め付ける方法で
昔の大工さんにしては、いい仕事をしていると思っていたが
床の間を作るときに、土台火打ちが邪魔になり外し、
それを土の上に置き、シロアリの巣になった感じ。
せっかくいい仕事をする大工さんと思っていたがトンデモナイ。
大工工事以外、まったくの無知。ガッカリしてしまう。
これが職人の現状。
悪く言うわけではないが、
自分の仕事以外、無頓着。
これを管理し総合トータルで仕事をさせるのがプロ。
しかし、ハウスメーカーをはじめ
多くの住宅会社にそういうプロはいない。
ましてローコストでは
安い手間請負を余儀なくさせられている職人さんは
他の部門までかかわっている余裕がない。
現場監督も5棟、10棟と掛け持ちで
工程管理と原価管理で手一杯。
まして現場の知識もなく、指示ができない。
家づくりのプロとしての原点は何か?
もう一度原点回帰するべき時。
素人のお客様が
プロに期待していることは何か?
昨日、本日と現場を見ながら強く感じました。
防蟻工事本日終了し
送風機で土壌を乾燥させ
明日から防湿シート張り作業。
早朝から現場です。