職人改革
三条市で新築工事を行なった現場の造園工事がようやく完成。
建物にマッチした感じでの外構でベージュ系の塀に枕木。
柔らかい感じのアプローチを入って行くと、和室の前に自然石を多く使った和の庭。
奥で魔よけの鬼瓦が優しくお客様をお迎えしてくれます。
左側はリビングダイニング前で洋の庭。
芝生も植えて多少の手入れも必要となりますが、より愛着もわいてきます。
ここまでは良かったが、造園工事で石を切ったり削ったりで外部の汚れを落とす前に
レンガタイルの目地から、アクが出て部分的に白くなっているのでアク取り作業を依頼。
いわき市のタイル職人が来るとの事だったので、人はいいのだが口数が多く私には珍しく
「大丈夫なの」と念を押していた。親方から「大丈夫、心配しないで」の言葉をもらい了解。
しかし悪い予感は当るもの。
せっかく育ってきた芝生に、アク取り液を溢したりで枯れてしまった。
そんなことは子供でも判りそうなことであり、何故?と疑いたくなる。
何故か建築職人の世界は自分のやった仕事は、傷つけられたり傷められたりすると
ものすごく怒るくせに、他人のやった仕事に対してはルーズ。特にベテラン職人
今回もまさにその典型的な例である。
前の会社の時も同様で、傷等はいつも犯人がいない。
他人の痛みをわかってやれる職人を育成していくことが急務である。