木の家の生活を創造する会社

Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社

2020年11月1日 | ブログ

糸魚川にて県産木材の推進

先月29日県産木材の推進の目的で糸魚川バスツア-にガイド講師として参加してまいりました。

今回は糸魚川産の木材推進ツア-でぬながわ森林組合の伐採現場、地元の建設会社カネタ建設様工場及び施工住宅見学、市街地の復興住宅見学等中心に参加者と共に巡ってきました。

私は道中のバスの中で、県産木材活用の事例と県産木材への想いを話す役でしたが、参加した私がむしろ多くのことを学んで帰ってまいりました。

まず、感じたのは糸魚川の皆さんの糸魚川愛を感じたことです。

ぬながわ森林組合の方々の話では参加者のどなたかの質問で糸魚川杉、林業は好きですかという質問に皆が笑顔で好きとの回答。勿論といえばそうですが、特に若い従事者が多くその方たちの即答は気持ちが良い若者です。

そして、地元のカネタ建設の社長さんと話す機会もあり、経営者としてしっかりと先を見据えていること、また、カネタ建設の若い社員たちの糸魚川杉の魅力を熱く語る姿に素直に感服しました。

糸魚川に関わらず、私の出会う新潟県の林業従事者及び木材製造従事者の方々は皆さん誇りを持って作業をしていらっしゃいます。したがって、私たち建設会社はそのことをもっと知るべきであり、また、一般の方々、クライアントにそのことを丁寧に説明しそして使うことが大切であると思います。

しかしながら、ただ単に使うのでなく、誇りある彼らが出してくれた木材を付加価値の付くデザインを考えて使用し、その事で他の人も使いたいと思うような設計をしなければならないとも思います。

そして、糸魚川の大火災害はまだ記憶に新しい方も多いと思います。しかしながら、着実に復興しています。今回その中心的建物である復興住宅を見学し、糸魚川の皆さんの団結力とお互いを思いやる優しき心を感じました。

この建物は共同住宅です。所々に糸魚川の杉が使われておりその使い方が絶妙です。街並みも含め木材の優しい表情が被災地のイメ-ジを払しょくし、未来の希望を感じる人にも自然環境にも優しいデザインが印象的です。

室内は見れませんが、中庭的な共用部分があり、そのコンセプトが十分感じれます。是非糸魚川に行った際はお立ち寄りください。

今回のツア-はメディアも同行し、今月BSNテレビにて特集で放送されるとのこと。放送日等詳しいことが分かり次第、改めてご報告いたします。

トップへ戻る