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Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
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2011年6月19日 | ブログ

業界の悪しき慣習に挑戦

築12年のお客様宅、外壁塗装工事
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洗浄後、シーリング工事と順調
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外壁、軒裏、破風板、モール等の色確認
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今までとは、雰囲気がガラリと変え
モダンな感じで仕上がる予定。
今回、塗装することとなった最大要因が
バルコニーの外壁が傷んで見栄えが悪くなったため。
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外壁を剥がしたら、通気層がまったく取れてない状況で
下地の木材や釘が腐食しはじめていた。
以下に下地工事が重要であるか実感。
今回は、しっかりと通気層をとり、上部に通気ライナーを取り付け
完璧な下地を作る予定だったが、現場へ行ってガッカリ。
そのままの状態でやり始めているではないか?
即座にやり直しを指示すると共に、私が下地を作る。
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下地を、400mmくらいにカットし空気の流れを確保し
最上部の水切りは一番下にいれ、その上に通気下地
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最上部の下地材に、通気ライナーを取り付け下地工事が完了。
ここまで、手間隙惜しまずやらないと
まったく今回の工事をする意味がない。
原理原則がまだ分かってない。
我が社も今年から取り入れたやり方で、
もう理解してもらったと思っていたが、まだまだ。
大工さんが作った下地に外壁を張る。
大工さんに対し、下地が悪いといえない感覚。
住宅業界の悪しき慣習。
まだまだ根強く残っていると感じる。
箱物関係の職人は、下地が悪かったら張らないというのが
当たり前のやり方であり、住宅業界と大きく違う。
大工絶対主義的だった住宅業界が
日本の住宅をだめにしてきたといっても過言ではないと思う。
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こちらの写真は羽子板ボルトの錆。
結露対策をしておかないと12年でこのようになる。
毎日が勉強です。

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