面倒するほど愛おしい
桜も開花したのに、最近のニュ-スや巷の話題はロシアによるウクライナ侵攻と物価高、そして相変わらずのコロナのニュ-ス...
明るいニュ-スはほとんどなく、先行きが不安なことばかりです。
建築業界も昨年からのウッドショックと半導体不足等による給湯器などの入荷の遅れ、そして、最近はロシアのウクライナ侵攻の影響で、ベニヤ(合板)が不足...いや、ない状態が続いており困っている業者さんも多いと聞く。
あれだけ身近なベニヤが無いという事態、日本の産業構造の問題点の象徴であり、見直すべき時。
私は県内木材を推進している一人の設計屋さんですが、国産材木は勿論、県内いや、日本の職人さんたちの技術を建築に活かすべき時が来たと思っています。
しかしながら、既製品に慣れた、私たちがそれを使わない建築にすることはとても面倒で難しいと考える建築屋も多い。
でも、手がかかればかかるほど、愛おしくなる事ってありませんか。
私は面倒をする材料が大好き
全てではありませんが、一軒のお宅に可能な限り面倒をしたいと考えてばかりで、大工さん職人さんを悩ませることも多々あり...
そう、材料だけでなく、プロフェッショナルな職人技術を発揮させることも私の役目ではないかと思っています。
例えば建具
近年、建材メ-カ-の既製品が多くの住宅に使われており、どのメーカ-、どの家も同じようなデザイン
確かにその方が製品の均一した品質が保たれ、建築屋にとっては都合が良い。
勿論それが良いことも十分理解しており、私も使うこともあります。
でもクライアントにできる限り丁寧に説明をし手作りの利点及びその趣旨を説明し、可能な限り手作りで作成します。
したがって、建具一つ一つに表情があり、時には個性的な表情の建具も出現したりで、そんな時は非常に嬉しく思ってしまいます。
そういう建物を多くしていきたいと考えており、今後は会社として格子戸や組子や和紙など日本の伝統的デザインを住宅に活かしていけるよう商品化を目論んでおります。
このことはもう少しだけ待っていただき、近いうちにホームペ-ジにて公開していくよう現在取り組んでおります。
是非、日本人の高い技術の伝統的デザインに賛同していただけるお客様と出会いたいと思っています。
今日はこの辺で...