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Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
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2014年4月27日 | ブログ

正しい施工を学びましょうⅢ

良い天気が続き、気持ちいいですね。
おかげ様で外部リフォームの現場が順調に進んでいます。
昨日からの続きとなります
15~16年前位に建てられた家です。
施工は一般の工務店さん
画像 971
通気層工法とか全く理解されてなく
外壁が横張りなので、下地ドーブチが
縦にしてあるだけです。
最下部の土台部分に横ドーブチが入っていて
全く空気が入ってきませんし
最上部にも、きっちりと横ドーブチが入っていて
空気はどこからも抜けません。
下の写真は、どこが問題か?
画像 970
2階の窓には霧除けが付いていますが、
下地ドーブチの上から取り付けてあり
雨漏りの最大原因がここにあります。
外壁を張らない段階で雨が
漏れないようにするのが本来の施工であり
この状況で、建物に水をかけたら
霧除けの上から、窓上に水があふれ出てきます。
霧除け、水切り、換気フード等
すべてタイベックすシートの下に入れなければなりません。
このあたりの施工は、
瑕疵担保保険の検査機構から言われ良くなりつつあります。
現在の建物は、
瑕疵担保保険の加入が義務付けられており
構造と雨漏りは、10年間の瑕疵担保保証となっていて
検査機関が一生懸命に指導し改善されました。
それによって、雨漏りの問題は減ったそうで良いことですが
通気層工法に関しては、殆んど指導がありません。
ここが問題点なのです。
通気層工法は、
外壁を張る業者、職人さんにとっては、
やりにくい部分が多くあります。
横ドーブチが上部と下部にないと、外壁業者はやりにくいので
大工さんに入れてくれるように頼んだりします。
大工さんも親切に、横ドーブチをいれてくれたりしますが
細かく切って入れるのは大変なので、ビシッと入れてくれます。
昨日の写真にもあったように
多くの現場でそのように行われています。
いろんな現場に、現場監督らしき人が来ていますが
何を管理しているのか全く分かりません。
基礎工事中は、鉄筋検査を行い写真を撮っていますが
写真提出があるから撮っているのでしょう。
通気層工法や外壁下地の検査で
現場監督が足場に上っている姿は、
殆んど見たことがありません。
デザインも大切です。
ボックスタイプの家で、ブラックやダークの外壁
多くなりましたが、ボックスタイプの家ほど
通気層工法が大切なのです。
デザイン重視で作った家の外壁がボロボロになってきたら・・・。
あまり考えたくないですが
10年、15年と経過した時にどうしますか?
こだわりの家づり、
それを内面の、見えないところ、
お客様の知らないところを、支えてあげるのがプロなのです。
若いお客様の多くは、
35年の住宅ローンを組まれ
住宅ローンの返済と子育てでお金がかかるのが
築15年前後なのです。
そのころに、外壁のリフォームが必要になったら・・・。
私たちに、お客様の生活が託されている。
それくらいの覚悟を持ち、学びましょう。

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