正しい施工を学びましょうⅡ
またまた1週間経過してしまいました。
現場作業行っていたら、
腰を痛めてしまい、大苦戦中です。
前回から続いて、外壁下地の施工についてです。
築22年の外壁サイデイングを剥いだ状態で
部分的に外壁下地ドーブチが腐食しています。
当時、高断熱住宅において先導的メーカーで
どこよりもすぐれた施工をしていたメーカーの建物でも
このような状態になっている個所があり、
他の住宅ではどうなっているかと思うと・・・。
外壁は、そこまで傷んでなかったが、
いざ剥がしてみたら、こういう状況。
一般的に、訪問販売のリフォーム業者が勧める
外壁の重ね張りリフォームが、
いかに良くないかが、解ります。
最近、現場近くで見かけた他社の外壁下地施工状況
横ドーブチがカットされてなく
通気層工法の通気がとれていません。
縦ドーブチで通気はとれていますが
最上部に横ドーブチがあり、
せっかく通気をとっても抜けるところがありません。
こちらも、縦ドーブチで通気をとっていますが
最上部に入れているヌキが通気を止めてしまっているのです。
こちらも、縦ドーブチで通気がとれている感じですが
最下部の横ドーブチが、通気の入口を塞いでおり
全くの論外です。
通気層工法とは、
風の入り口、通り道、抜け口の三つがきちんと施工されて
はじめて効果を発揮することを、理解していないと
20年前と同じような施工になっているのです。
何故このような施工になっているのかは
また次回に。