日本の木を当たり前に…
隈研吾氏設計デザインの国立競技場が完成しましたね。
ネットニュ-ス等の画像でしか見てはおりませんが、木と緑にあふれた「杜のスタジアム」らしいデザインは勿論ですが、ランドスケ-プも隈研吾氏らしくいいですね。
機会があれば是非見に行きます。
ところで、隈研吾氏といえばもはや、知らない人もいないと思うほど現在超人気の建築家。
ちょっと前になりましたが、氏の設計した東京の根津美術館と群馬県の富岡市庁を観に行きました。


近年の隈氏のデザインには日本の木材が使われていまして、特に人の目につく外装や内装に使われているのがとても良いですね。
今回の国立競技場も同様でどこにでもある杉材を使っているのも良いです。
ご存じですか、新潟の杉も使われているんですよ。
全国各地から少しづつ使っているようです。
そんな風にごく当たり前に日本の木が使われて、人々の目に触れそして、触っていただき、当たり前になるといいですね。
そうそう、先日会社の伊勢神宮研修旅行の際にも、『両口屋是清 東山店』も隈氏の設計ということで行ってきました。


こちらも隈氏らしいデザインの和菓子屋。一度行って観たかった建物。
地元では有名なお菓子屋さんで誰でもいつでも観られるのがいいですね。
こういう日本の木を使った身近な店舗等の建物が多くなると良いと思っています。
Taka創造建築舎も新潟県産の木できる限り使っています。
私は、構造は勿論ですが、肌身触れる内装や印象的なデザインとなる外装や玄関戸に積極的に使いたいと思っています。もちろんクライアントに十分説明し納得していただいた上ですが。
しかしながら、新潟県の林業の問題は根が深い…。
関わればかかわるほど問題が多くあります。
しかしながら、私と同様の人たちも多くいます。私はその熱い人たちが大好きで尊敬もし、時には師と仰ぎます。
林業の問題は急には良くなりません。したがって、ゆっくりと地道な行動で良くなります。
私は小さいことでも自身の出来ることで…新潟の木を使う事で、国産木材が当たり前になるよう尽力していきたいと思います。