滅多にできない経験
このところリフォームで曳家がらみの工事が続いています。
築56年で増築したところは、痛んでいるが、基礎のない古いところは
しっかりしており増築部分は解体し、もとからの部分を持ち上げ
基礎工事を行ってリフォーム工事で決定。
残す建物を傷めないように丁寧に解体したら、予想通り増築部分は
改修不可能な建物であったが、古いほうがしっかりしていた。
要因は、色々あると思うが
敷地が道路より高く土森がしてあり
建物が土留めよりも高くコマ石がセットされていて
風通しが良く、湿気が無い状態であり、土台もしっかりしていた。
事前調査で水平、垂直の大幅な狂いもなかったので
ある程度大丈夫と思っていたが、予想以上に良い状態だった。
建物を持ち上げる前に筋違いをしっかり。
今回も、胎内市より曳栄建設さんにお願いして、1㍍ほど上げてもらいます。
レールをジョイントして、持ち上げるのですが
建物とレールを一体化させる作業がワイヤー巻き。
いつ見ても素晴らしい仕事ぶりであり、後世に伝えてもらいたい技術ですね。
仕事の段取りも良く、わずか2日で無事に建物が上がりました。
ここから基礎業者さんが手作業となりますが
来月には、建てんのを基礎に収める予定です。
納めてから、建物の屋起こし作業と
まだまだ大変な作業がありますが
滅多にできない経験をやらせていただき感謝の気持ちで頑張ります。