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Taka創造建築舎 | 木の家の生活を創造する会社
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2010年6月23日 | ブログ

古い建物から学ぶ

一昨夜は夜中から雷が鳴りはじめ、我が家のミント君は
大の雷恐怖症。
普段は階段を上れないが、家族が留守の時など2階に上ってしまう
位の怖がり方で、一晩中ベットの端から端へ移動。
おかげでこちらも睡眠不足に。
誰か対策方法あったら教えてください。
 昨日は、取引先からの紹介で新潟市内で雨漏りで困っているので
見積もってもらえないかとのことで、即日訪問でスピード対応したが
建物の老朽化が原因で、手をかけれない状況。
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鉄骨造3階建ての屋上タイプで、最上部と壁の部分からの漏水が
主原因であり、直し始めたら下地も含めどこまで直せばいいかの
判断も難しく、このままでは強風で壁がはがされる危険があり
解体を勧める。
現在、ボックスタイプのデザイン住宅が多く建てられているが
新潟の気候風土に対しどうなのかと疑問に思っている。
海岸部の潮風、山間部の雪や吹雪等から建物を守る軒の出は
必要と感じた。
現在阿賀野市で行っているリフォーム工事のお宅は
軒先が1,8mも出ており建物の痛みはやはり少ない。
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軒下の白壁が30年以上経過してもまったく傷んでいない。
田舎の家の欠点は、耐震性。
屋根が大きく安定感がない上に、壁がなく建具ばかりで
戸を外せば広く使えるが、地震が発生した時の耐力となる壁がない。
今回のリフォームは柱を二本抜きワンルームの広いLDKを造るが
壁倍率2,0の耐力壁を12箇所作り耐震性を高める。
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柱を抜くことで不安に思っていたお客様からも
安心していただけるリフォームです。
 昨日から、鈴木様邸解体工事開始。
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こちらもやはり、建具を外すと大空間となってしまいますが、土壁がかなり強度を
アップさせています。
土壁の良さは、耐震性だけでなく和室で湿気対策の効果も
十分に発揮していますが、反面洋室はダメでした。
30日の地鎮祭に向け、解体屋さん頑張ってくれています。
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雨予報で埃が立ちにくくていいかと思っていたが
雨降らず、ご近所の方々にはご迷惑をおかけしますが
宜しくお願いします。

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