木造在来軸組の楽しさ
木造らしさとは何だろう…
と考えることがある。
実際に出来上がる建物に木造らしさがあるか甚だ疑問な時があり、頭を悩ますことも多い…
木造在来軸組工法は学生の時から非常に興味深く建築士となってからも
他の工法は基本したくない。
しかし、現在の自身の設計する建物のほとんどが、その構造の木組みが隠れてしまうから、なんとも言えない気分になる事も多いが、断熱や要望や用途による色々な制限により仕方がないのではあるが…
物件によっては構造を大胆に表すこともある。

したがって、建設途中の構造が表れている現場が大好きで眺めているだけで楽しい。
先日、現在進行中の現場が無事上棟を終えた

こちらの現場の木材は勿論新潟県産杉
今回は関川の杉
とても綺麗で美しく香りも良い
数か所構造梁部材を見せる計画だが、想像以上に綺麗なのでもう少し頑張って見せようと思い、早速大工さんと相談…

また、その現場前にちょっとした屋根の延長を頼まれたが、これがまた、楽しい現場となった
元々の構造の下に木組みをして、跳ね出し型木組みによる屋根の延長!!

リズミカルな軸組ならではの木組みが見えて想像以上の出来栄えに満足
数日の工程でしたが楽しい現場となった

現在、断熱のグレ-ドUPを目的に施工方法検討中で大方決まって来ました。
これにより木組みも今まで以上に出しやすくなると考えている…
是非積極的に木造らしさを表して行きたい。