想像から創造
こんにちは
ジメジメとした暑さ...新潟特有の梅雨の季節です。
九州地方を襲った今回の豪雨災害。ニュ-スで見ていると大変心が痛みます。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げますと同時に、これ以上の災害が起こらないことを心より願います。
私共の仕事は想像から始まります。
お客様の住まいをどういう形にするか、また、どう生活するかなど色々と想像します。 いや、もしかしたら妄想に近いかも...。
その想像の時間が楽しくもあり苦しくもあり...という時間をかけて行くわけですが、いろいろな制約や制限のある中で、慎重に考えていきますが、最近はその時間こそ非常に重要なことであると認識しています。
そして、その貴重で重要な時間を経て一つの答え(かたち)が出ます。
しかし、それで終わりではなく、その過程も含め、考えたことをクライアントに理解していただかなくては、まさに絵に描いた餅になってしまいます。
若かりし頃はこのことが非常に難しいことで、どう表現したらよいか悩んだ時期もありました。
今は色々経験を積んで、ある程度表現できるプレゼンテ-ションやト-クができるかな...という感じですが、もう少しこうできないか、ああできないかなど、試行錯誤の日々です。
そして今度は創造。
考えた形を作り上げていくわけですが、今度は職人さんたちに正確にイメ-ジを伝えなければなりませんが、やはりその際もクライアントと同じく正確な図面を作成し、そして、現場監督として管理していきます。
私はその際もクライアントに見せたプレゼンテーションも活かして職人さんたちにイメ-ジの食い違いが無いように、伝えます。しかしながら、これは自身の確認作業でもあります。
やはり現場での伝達が重要なわけで、その為には、いかに多く現場の職人さんたちと会うかが重要だと思っています。
なぜなら、実際に創造する人は職人さんだからで、尊敬と敬意をもって監督しています。
いつも感じるのは職人さんたちの技術は凄いということ。
自身が描いたかたちを実際のかたちに作り上げることは壮観です。
これだから、建築屋さんを続けられるのだとも思います。
ぜひ、機会があれば一緒に想像し、そして創造しませんか。