2021年3月1日 Takaの住宅お役立ち情報
失敗しない家づくり②
コラム「失敗しない家づくり」2回目の今回から「家づくりに大切な3つのポイント」について説明していきます。この大切な3つのポイント、ご存じでしょうか?
ズバリ言いますと…
Ⅰ.資金計画
Ⅱ.間取り
Ⅲ.業者選び
こちらの3つになります。
ご親類や友人・知人で「家を建てたけど失敗したなぁ・・・」と嘆いている方はいませんか?そういった方々はこの3つのいずれかに当てはまっている可能性が高いです。なぜこの3つのポイントを間違ってしまうのか?その理由をご説明していきます。
まずはⅠ.資金計画についてです。資金計画を立てる上でまず確認すべきことは、「家づくりにおける総予算」です。総予算は大きく分けて以下の6つに分類されます。
家づくりをお考えの際は、この6つを全て含めた資金計画を立てましょう。ここを曖昧にしてしまうと、「最終的に精算したら当初の計画よりも掛かってしまった…」「家具や家電を新しくしようと思ったけど諦めなきゃいけなくなった…」「税金の分を見てなかったので支払いがすごく大変だ…」なんてことに陥ってしまうことも。
1番気を付けて頂きたいのが「本体工事費」の部分です。よく「ウチは自由設計でたったの坪〇万円なんです!安いでしょ!!」みたいなの売りにしている会社さんがありますが、その「坪〇万円」が要注意なんです。
チラシの一例ですが、パッと見るとすごく安いように見えます。ただ、右下(25.8万円の下)に小さく「この坪単価は35坪以上のプランからです。」「屋内外給排水工事、屋外電気工事は含まれておりません。」等と書いてあります。
つまり、この坪単価に含まれる工事は各会社によってバラバラなんです。坪単価を表記する際はどこからどこまでを含めた金額にしなければならないといったような明確な決まりがありませんので、自由に設定し放題なんです。
もし仮に坪単価を確認する際は「どの工事まで含まれた金額なのか?」「税込なのか税別なのか?」「住める状態(オプション工事も含めた金額)だったらいくらなのか?」こういったことを確認して、しっかりと答えてくれる会社で家づくりを検討しましょう。
「坪〇万円で家が建つ」…本当に「建つ」だけで「住める」わけではありません。目先の金額に囚われることなく慎重に物事を進めていきましょう。
次回は家づくりの総予算についてもう少し深堀りしていきます。お楽しみに!