
受け継がれる簾戸(すど)
二世帯住宅
日本の家族構成の変化を感じるこの頃
20数年前は2世帯住宅は当たり前にあった依頼が現在は皆無
大家族から核家族化へ時代と共に変化した日本の住宅の形態 新潟は旧家の住宅が多くあり、その家を受け継いで住んでいる家族も多い
それぞれの家族に歴史がありその住まいにも歴史が残っている 全て壊して新しくも良いが、古くても価値のある部材も多い

こちらのお客様の解体前の古いお宅には簾戸(すど)という日本の町屋建築の重要アイテムの建具があった しかもどこも壊れてなく経年経過で色も良いものが...
夏には襖戸と交換して外からの涼しい風を取り入れるのだ

壁の中に引き込める建具として計画
きっと家族代々大切に受け継がれてきた建具であろうことは容易に推測された
これを建て替えた後も活かしそして受け継がれていくようにという思いを込めて設計段階から取り入れた建具、しかしいちいち取り換えるのは面倒なので最初から引き込み戸としてしまえるようにしてみた。すると...

この簾戸建具がこの家のリビングの特徴となりしまう必要が無いことに気が付いた
また、こちらのお宅のご家族は家具等の物や私物の小物が多いので収納スペ-スは多く設けた住まい 要望にはしっかりと応えることは設計としてはあたりまえの事
家族の歴史や思い出や古き良きものを継承することも家族の使命でもあり設計者の使命でもあると感じさせてくれる住まいです